リオオリンピックの花束

今年のオリンピックはメダルラッシュ。
普段スポーツに関心のない人々もテレビ観戦に興じたりネット速報を心待ちにしたり、まさに祭典らしい華やいだ数日間。
オリンピックの起源は起源前9世紀、ギリシャを中心とするヘレニズム文化圏の宗教的な行事であった。ギリシャ神を崇め競技を行って奉納する。日本の相撲のようなものか。競技が行われる前後3ヶ月間は休戦の取り決めがあるほど人々にとって重要かつ神聖な行事だったことが窺える。

リオでは表彰台に登る選手への花束贈呈がなくなり3Dプリンターで製作されたオブジェが進呈された。神事を起源とするオリンピックで花束が省略されることは大変な事だ。
卓球日本代表の表彰時に私はこの事にふと気がついた。花が介在する物事には神聖が宿る。努力と才覚で勝ち取った勝利を聖なる神に捧げる、それがオリンピック勝者ではないのか。厳密には手渡される花束は勝利者への贈り物ではなく選手に宿る神性に対してか、勝利者が花束を受け取ってそれを高く掲げる。そうする仕草は神に捧げものをすることを連想させる。宗教的なことはこの点では割愛するが、勝利者が花束を掲げて行う仕草は感謝や祈りを思わせ人を和ませる。
花束をやめることを提案したのはリオ五輪のエグゼクティブプロデューサーであった。廃止の理由はエコでない事。表彰台に上がった後多くの選手が花束を持ち帰らず捨てて帰ることを理由に挙げている。
見えないものを信じ、今の自分があることを自力のみと考えるのでなく与えられものとして感謝して生きることの難しい世の中だと感じる。
花を扱う人々を通してしか見えないものがある。

次回のオリンピックでは花束が復活する事を切に願う。






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# by primenumber2 | 2016-09-04 10:36

人は生けたら上品になるのか


最近、稽古関連のことはインスタグラムに任せたので
ブログはもう少し踏み込んだことを書くことにした。

いけばなの教室をやりたいという人が時々現れる。
そういう人はいけばなの先生をどう捉えているのだろう。
以前から、機会あるごとに人に尋ねた答えはこんな感じだった。
あれこれ人に言ってお代をいただく仕事
特別な才能がある人のやること
あれは仕事ではなく趣味という人もあるし、主婦の人が空いた時間でしているイメージという人も。

私はどうか、というと全ての人のイメージは
それなりに正解だろうと思う。
教える場所を持つことは自分の成長(鍛錬)のためにあるので色んな人が居て良い、とも思う。
教室では、まだ始めて間もない人の手の不自由なのを助け、生けたいものを形にする手伝いをする、いけばなの見所がわかるように働きかけることが私のメインの役割だという認識いう認識。

だけど、ひとつだけ相容れない価値観がある。
それは自分を上品に見せるため古風に見せるために
習いに来る人、先生になりたい人がある。

そういう人は人にあれこれ言いたがる。
ああでないといけないが多くなる。

私は、稽古は「ああでなければいけない」を失くすことだと思う。そうした方が良いという、先人の知恵に習うと感性は磨かれていく。磨かれるように精進する時間は人に品性を与え、生ける花に品格が備わるのではないかと思う。

花を習えば上品になるわけではなく、品格のある人の花には品性を感じるものなのではないのか。
花はいけたら人になる、という言葉を私は信じる。

















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# by primenumber2 | 2016-07-01 14:40

誕生木を植える

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母が杏の実を送ってくれました。
お菓子の入っていた丈夫な箱に丁寧に詰められたこの杏は、私が生まれた記念に植えられた木から採れたものです。小さな時からこの木に登り、青い実をすり潰したり集めたりして遊んで過ごした想い出がよみがえります。

紅く色づいた実ですが、食べてみると香りも味も水っぽい。きっと母は雨上がりに思いついて採ったのかと想像します。
雨の日にふと娘の事を思い出す。雨上がりに庭に出てみると杏の実はいくらか残っている。

母がどんな想いを巡らせたか。

私の誕生日は冬。その日には何も言って来ない母ですが杏の実が実る頃、花の咲く頃、紅葉する頃、季節折々に私を思い出している。この素朴な贈り物のやり取りは、とても母子らしく感じられます。

届いてさっそく玉青に供えました。





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# by primenumber2 | 2016-06-09 10:31

ポチ袋

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先代の宏家元の時代のテキストには、平面分割というカリキュラムがありました。
四角い空間を区切って小さな四角形の集合を作る。円,曲線のバージョンもありました。
四角い画用紙に四角形を書くと、四角と「四角以外のところ」ができ、直線を足すと新しい四角が出現します。空間の中で「何か」を足すと「それ以外の部分」は「何か」の分だけ減ることになる。この考え方は「無い」部分への意識の重要さを教えてくれます。
「無い」は厳密に言うと「無いがある」状態。
数学の言葉では「空集合が存在する」と端的に表す事ができます。
私達が見ている花も同じで、「場」と区切られたなかに花が占めている部分があり花の無いところは「無い」がある部分といえます。「無い」部分に意識を持っていくことで、作品に広がりが生まれる、行間を詠むような「いけばな」の美しさはそこが起源なのかもしれません。

さて平面分割の話に戻ります。
これを行う場合は、画用紙にポスターカラーを使って描くのが基礎ですが応用的にはパッチワークや弁当詰めでも同じ事が出来ます。
私は、これが好き。
いろんなパターンの紙を組み合わせてテープのりで張り合わせたポチ袋制作。ショッパーを分解したり千代紙を用いたり。張り合わせるだけでなく、折って気に入った模様を出したりして楽しみます。折っている間にコントロールできるようになるのが楽しいのです。
今回は衣装香を入れてプレゼントする為に作った為、和風モチーフ。着物の柄あわせを意識して。






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# by primenumber2 | 2016-06-09 00:20

6月のお稽古

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6月のお稽古スケジュール

水曜日 18時〜22時
6月1日 6月2日 6月22日 6月29日

木曜日 18時〜22時
6月9日 6月23日 6月30日

土曜日 11時〜13時 14時〜17時
6月11日 6月18日 6月25日

着付け教室

日曜日 14時〜16時30分
6月5日 6月19日

着付け教室は来月から平日クラスができます。
チケット制 1500円
予約制

初めての方はまずお問い合わせください。












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# by primenumber2 | 2016-06-07 15:52


さあ、いけばなをしよう。


by primenumber2

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