2009年 11月 16日
大作の写真編集に予想以上の時間がかかりました〜。 伝統的ないけばならしい作品は展覧会の人ごみできれいに撮るのは 難しい。いけばなは立体構成物なので、奥行きのある作品ほど 上手く写らない傾向が‥…。 (私の腕の問題もあります) 家元の竹を使った大作もボケボケで使い物になりません(泣)。 その中から、やや上手く撮れた残りの画像をアップしました。 上のは高島屋エントランス部分の家元による大作。 真っ赤な実がド迫力でした。 いけばなのどの流派も 伝統的な型や美意識を大事にする一方で 実験的な試みに挑戦したり 古典的な考えに新しい解釈を見いだしたり 歴史に新しい文脈を加えていく努力を「みんな」でやっている それがいけばなの世界だと私は感じている。 いけばなは場所や、あらゆるシチュエーションと調和することを 大事にする准アート的なもの。 そして、人を癒し、見る人の想像を喚起する 素朴なメディアでもある。 その場の雰囲気、手に入った花材を見て その時にしか出来ない物を短時間で作り上げる。 予定調和に進められることは、あまり無い。 だから、恒常的によい作品を出すことは 精神的にも技術的にも難しいと思う。 (そして酷いときには失敗する) でも、それが面白い。 私は歳若いけれど、華道の世界が最も楽しい。 一生かけて歩いて行く価値のあるパッサージュ(道)だ。 長い長い道のりを、面白ろ可笑しく歩いている。 見る目と、造る手と、偏らぬ精神 (初代家元「草月50則」より) 歩き続ければ獲得できるか、どうか、この3つ。 さあ、流展も終わったし、何か始めないと〜。
by primenumber2
| 2009-11-16 11:31
| いけばな
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