2014年 07月 01日
私がいけばなを始めた頃、睡蓮は小さなお稽古場でも活けられていた身近な花。 睡蓮や蓮は、自分で水を吸う力が無いため、専用のポンプで水を揚げる。 葉には巻き葉、流し葉など、名前があり、パーツひと揃いで売られている。 水揚げが極端に悪いので、小売の花屋では滅多に売られず、注文売買が一般的。 年に一回、睡蓮のお稽古をすると、本格的な夏の始まりが来たなと感じるような 風物詩的な花でもあった。 今では睡蓮のお稽古をする教室は少ない。 うちも、睡蓮の回は赤字必至で行うお稽古のひとつなので 皆やればいいのに、とも思わない。 だけど、私は、なるべく続けていくつもりでいる。 日本の夏に睡蓮がないのは何かちょっと変だし、菖蒲同様、世界のガーデナーが憧れる 日本の睡蓮なのだから。 日本の夏は、小沢健二のbuddyで歌われるような、自転車で疾走する少年とアイスキャンディと 加えて座敷には睡蓮、トマトの青々した香り、昼寝の時の冷えた畳の匂いがなければ。 今年も、朝一番から夜まで5杯の睡蓮をいけた。 基本の水盤で活けるものから、睡蓮らしくない作品も含めて 上の作品は、生徒作品。 冨田作 通常、睡蓮は上からみるものとして活けられてきた。 今年のものは葉がとても立派で生き生きと美しかったので 新しい雰囲気の作品を 涼やかで、私はこんな活け方もありかな、と思う ああ、もう少しで夏休みかあ。
by primenumber2
| 2014-07-01 15:18
| いけばな
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