晴耕雨読 雨のわブログ

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2016年 10月 10日

直心

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直心とスマホで打っても改変では出てこない。
それは、この言葉を使う人が少ない事を直に表している。
ぢきしんー直心とは正しくまっすぐな心。
正直心。と大辞泉にある。
また、ひたごころとも読め、ひたむきな心、またいちずな心も表す。

いけばなをしている時、生ける人は花と直心で向き合わずにはいられない。花の意思はとても強いから。心を尽くして花を観て下さる人のために
ひたむきに生ける。心に欺瞞のある時、花はこちらを向いてはくれない。美しくならない。
稽古をしていれば幾ばくかの技術も身につくけども技術を使いこちらに向かせれば、どこか不自然な様子になる。見ていて苦しげな様子に誰も感嘆したりはしないだろう。
そんな時はこちらを向いてくれない花にも都合があるのだ、と思いなおして他のやり方を考えてみる。そうすると上手くいく。
私は直心を手に入れたとはとても言い難い、生々しい愚かさを持った人間だ。だからこそ直心を意識して生きていくために、私には「いけばな」が必要なのだ。ひたむきに自分の未熟さ弱さと向き合い、直心に近づけていく稽古は一生続く。

続けていくことは良くなっていくこと



指導も稽古も直心を磨く機会になりうる。だから私は稽古を続けていく。




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by primenumber2 | 2016-10-10 10:56
2016年 09月 04日

リオオリンピックの花束

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今年のオリンピックはメダルラッシュ。
普段スポーツに関心のない人々もテレビ観戦に興じたりネット速報を心待ちにしたり、まさに祭典らしい華やいだ数日間。
オリンピックの起源は起源前9世紀、ギリシャを中心とするヘレニズム文化圏の宗教的な行事であった。ギリシャ神を崇め競技を行って奉納する。日本の相撲のようなものか。競技が行われる前後3ヶ月間は休戦の取り決めがあるほど人々にとって重要かつ神聖な行事だったことが窺える。

リオでは表彰台に登る選手への花束贈呈がなくなり3Dプリンターで製作されたオブジェが進呈された。神事を起源とするオリンピックで花束が省略されることは大変な事だ。
卓球日本代表の表彰時に私はこの事にふと気がついた。花が介在する物事には神聖が宿る。努力と才覚で勝ち取った勝利を聖なる神に捧げる、それがオリンピック勝者ではないのか。厳密には手渡される花束は勝利者への贈り物ではなく選手に宿る神性に対してか、勝利者が花束を受け取ってそれを高く掲げる。そうする仕草は神に捧げものをすることを連想させる。宗教的なことはこの点では割愛するが、勝利者が花束を掲げて行う仕草は感謝や祈りを思わせ人を和ませる。
花束をやめることを提案したのはリオ五輪のエグゼクティブプロデューサーであった。廃止の理由はエコでない事。表彰台に上がった後多くの選手が花束を持ち帰らず捨てて帰ることを理由に挙げている。
見えないものを信じ、今の自分があることを自力のみと考えるのでなく与えられものとして感謝して生きることの難しい世の中だと感じる。
花を扱う人々を通してしか見えないものがある。

次回のオリンピックでは花束が復活する事を切に願う。
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先日書道の先生の個展に出掛けた際に作ったブーケ。竹の皮と半紙を挟んで書道をイメージ。
リボンの代わりには水引を利用し来年はスイスで個展をされる先生にスイスっぽいアゲラタムを束ねた。






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by primenumber2 | 2016-09-04 10:36
2016年 07月 01日

人は生けたら上品になるのか


最近、稽古関連のことはインスタグラムに任せたので
ブログはもう少し踏み込んだことを書くことにした。

いけばなの教室をやりたいという人が時々現れる。
そういう人はいけばなの先生をどう捉えているのだろう。
以前から、機会あるごとに人に尋ねた答えはこんな感じだった。
あれこれ人に言ってお代をいただく仕事
特別な才能がある人のやること
あれは仕事ではなく趣味という人もあるし、主婦の人が空いた時間でしているイメージという人も。

私はどうか、というと全ての人のイメージは
それなりに正解だろうと思う。
教える場所を持つことは自分の成長(鍛錬)のためにあるので色んな人が居て良い、とも思う。
教室では、まだ始めて間もない人の手の不自由なのを助け、生けたいものを形にする手伝いをする、いけばなの見所がわかるように働きかけることが私のメインの役割だという認識いう認識。

だけど、ひとつだけ相容れない価値観がある。
それは自分を上品に見せるため古風に見せるために
習いに来る人、先生になりたい人がある。

そういう人は人にあれこれ言いたがる。
ああでないといけないが多くなる。

私は、稽古は「ああでなければいけない」を失くすことだと思う。そうした方が良いという、先人の知恵に習うと感性は磨かれていく。磨かれるように精進する時間は人に品性を与え、生ける花に品格が備わるのではないかと思う。

花を習えば上品になるわけではなく、品格のある人の花には品性を感じるものなのではないのか。
花はいけたら人になる、という言葉を私は信じる。

















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by primenumber2 | 2016-07-01 14:40
2016年 06月 09日

誕生木を植える

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母が杏の実を送ってくれました。
お菓子の入っていた丈夫な箱に丁寧に詰められたこの杏は、私が生まれた記念に植えられた木から採れたものです。小さな時からこの木に登り、青い実をすり潰したり集めたりして遊んで過ごした想い出がよみがえります。

紅く色づいた実ですが、食べてみると香りも味も水っぽい。きっと母は雨上がりに思いついて採ったのかと想像します。
雨の日にふと娘の事を思い出す。雨上がりに庭に出てみると杏の実はいくらか残っている。

母がどんな想いを巡らせたか。

私の誕生日は冬。その日には何も言って来ない母ですが杏の実が実る頃、花の咲く頃、紅葉する頃、季節折々に私を思い出している。この素朴な贈り物のやり取りは、とても母子らしく感じられます。

届いてさっそく玉青に供えました。





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by primenumber2 | 2016-06-09 10:31
2016年 06月 09日

ポチ袋

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先代の宏家元の時代のテキストには、平面分割というカリキュラムがありました。
四角い空間を区切って小さな四角形の集合を作る。円,曲線のバージョンもありました。
四角い画用紙に四角形を書くと、四角と「四角以外のところ」ができ、直線を足すと新しい四角が出現します。空間の中で「何か」を足すと「それ以外の部分」は「何か」の分だけ減ることになる。この考え方は「無い」部分への意識の重要さを教えてくれます。
「無い」は厳密に言うと「無いがある」状態。
数学の言葉では「空集合が存在する」と端的に表す事ができます。
私達が見ている花も同じで、「場」と区切られたなかに花が占めている部分があり花の無いところは「無い」がある部分といえます。「無い」部分に意識を持っていくことで、作品に広がりが生まれる、行間を詠むような「いけばな」の美しさはそこが起源なのかもしれません。

さて平面分割の話に戻ります。
これを行う場合は、画用紙にポスターカラーを使って描くのが基礎ですが応用的にはパッチワークや弁当詰めでも同じ事が出来ます。
私は、これが好き。
いろんなパターンの紙を組み合わせてテープのりで張り合わせたポチ袋制作。ショッパーを分解したり千代紙を用いたり。張り合わせるだけでなく、折って気に入った模様を出したりして楽しみます。折っている間にコントロールできるようになるのが楽しいのです。
今回は衣装香を入れてプレゼントする為に作った為、和風モチーフ。着物の柄あわせを意識して。






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by primenumber2 | 2016-06-09 00:20
2016年 06月 07日

6月のお稽古

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6月のお稽古スケジュール

水曜日 18時〜22時
6月1日 6月2日 6月22日 6月29日

木曜日 18時〜22時
6月9日 6月23日 6月30日

土曜日 11時〜13時 14時〜17時
6月11日 6月18日 6月25日

着付け教室

日曜日 14時〜16時30分
6月5日 6月19日

着付け教室は来月から平日クラスができます。
チケット制 1500円
予約制

初めての方はまずお問い合わせください。












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by primenumber2 | 2016-06-07 15:52
2011年 05月 22日

猫のベッド


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今日は暑いですね、ジャズさん。

だからと言ってそんな格好。爪とぎベッド仕立て。


だらしないよ~。




この体勢、今我が家の猫の間で大流行りです。
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by primenumber2 | 2011-05-22 04:30
2011年 02月 22日

ひなまつり ひなあられに白酒でお祝い


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恒例になったプレひな祭り。3月3日の前倒しで先日の日曜日皆で集まった。
今年も皆で花をいけ、お茶や白酒を飲んでお祝い。
今年はアメリカ人のヨガ講師の女性がゲストで加わり
たどたどしく英語を話しながらも楽しい会でした。

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部屋に入って、落ち着くもつかの間。くじを引いて花をいける。
座敷の至る所に置いた花器に思い思いの花をいける。
トップを引けば緊張するし、中次ぎは花の分量を考えるし
最後のトリは皆がいけた花をまとめなければならない。

今年はゲストのアメリカ人、キャシーさんが半ばで花をすべて
使ったため、トリは皆のいけた分から少しずつ花をいただくことになりました〜。
トリは大慌てでした(笑)。
最後は美しく総まとめをしてくださった彼女。おつかれさまでした。

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関西と関東とではひなあられの味がちがう。
西は塩か、醤油味、東は甘い衣がかかっている。
ひなあられだけでは少し地味なため、今年はこんぺいとうや飴を混ぜてみた。
こぼれるような楽しみを枡いっぱいに、女子の幸せな一生を願って。

下が関西風。
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量が少なくても、枡を使えば大きく盛ることができる。

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お茶の主菓子。通常は皆同じものを菓子器に詰めるが
見本にするため数種入れた。
桃の形をしたのは「西王母」。桃の別名。
そぼろは「花咲き」、黄色い方が「菜の花」。
おひな菓子で定番は、はまぐりの形をした「貝合わせ」などがある。

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吊り雛は4月まで飾り、降ろせば間もなく端午の節句がやってくる。
暖かくなる日も近い。
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by primenumber2 | 2011-02-22 11:59
2011年 01月 04日

あけましておめでとうございます

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あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。

年末の飾り物から始まり、新年明ければ、初釜、雑煮、初詣。
主人は東京出身だが、新潟や北海道など北の方に親戚が多く
我が家の正月は関東風、新潟風、そして住まいのある大阪の影響も受けつつ。



元旦の雑煮は東京風。
主人の大好きな鶏と鰹のお出汁。
2日目は、私の慣れ親しんだ味噌味の丸もちになるのが恒例。

正月のつづき
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by primenumber2 | 2011-01-04 20:18
2010年 12月 17日

稽古納め 2010

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今年もこの日がやってきた。
稽古納め。
一年で一番最後のお稽古のことだが、私の師匠はとってもこの行事を
大切にしていた。皆で懐石の料理を一品ずつ担当し、箱膳を出したり
料理を盛りつけたりして皆で作った。
箸の使い方、椀の持ち方なども丁寧に教えて下さった。
家族的で厳かな会だった。

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我が教室は、お弁当を注文している。けれども、グラスを出したり
器に汚れがないか確かめたり、お味噌汁をよそう動作ひとつもきちんとする。
スパークリングワインの栓を抜いてくれる人、ものを配ってくれる人
有り難いことに皆嬉々として手伝ってくれた。

人を家に招くのは大変なこと。手間のかかることです。
けれども、それを丁寧にすると必ずお客様には伝わります。

ちょっとでも伝わったら嬉しい。


乾杯が始まればさすが女の子。
会話が途切れることがない。
おみくじを配って一人ずつ披露して笑ったり、デザートがくるとはしゃいだり
大層にぎやかだった。

来年はもっとにぎやかに、と毎年思う。
思考は既に来年の計画に向かっている。
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by primenumber2 | 2010-12-17 12:15