![]() 靭公園にて結婚パーティの活けこみ。 テーブルセットは淡いグリーンが基調。パープルとグリーンを使って というリクエストで、テーブル花はテッセンがメイン。 エントランスはピンクで華やかに。 花嫁さんは数日前に日焼けサロンで肌を焼き、小麦色の肌で白無垢姿。 しかし、以外にも似合っていた。 着る人の趣味あればこその衣装、という感じで個性的な彼女は白無垢も着こなした。 すばらしい。 末永くお幸せに。 ![]() 心穏やかに花を活ける時間もなく、走るように終わった5月。 うっかり菖蒲湯に浸かり損ね、毎シーズン恒例の風船かずらも植え損ね。 換毛期のねこたちのブラッシングもさぼり気味。 いつの間にか、スケジュール帳が仕事と勉強の予定でいっぱいになったここ数カ月。 時間が沢山あった頃が遠い記憶のように感じる。 あれは、あれでとてもよかった。 充実した暮らしのなかで、いけばなの試作もたくさんできた。 今はたくさんの、色んな人と喜怒哀楽に囲まれる暮らし。 心も体も使い果たし、もう一言も発したくないほど疲れるときもあるが 今は今でよい。 花を活けると心が解放されるように感じる。 暇だった頃の自分が今を助けてくれているかのよう。 芍薬の出回る時期。 久々に、花の香りで癒される。 早いものですね。
最近、男子が我が教室に加わりました〜。
ある日、他の生徒の紹介でひょこっと現れたいけばな男子、宮元君。 きっちり毎週通って淡々と上達していきます。 花型を活けても、可愛い、よりはスタイリッシュなものが出来上がり 大変稽古を盛り上げてくれる彼です。 作品をちょっとご紹介。 ![]() グリーンを強調 ![]() 春の花もきりりとモダンな感じで いけばな教室というと、女の子のイメージをもたれる。 しかし意外にも、女性がいけばなを始めたのは江戸時代に入ってから。 遅いのです。 それ以降も、お茶お花を教えるのを務めとする武家の家柄では やはり男性がいけばなを教えていた。 もちろん、男性のたしなみとしてのいけばながあった。 いけばな流派の家元も男性が多い気がします。 最近は、オトコマエと騒がれる華道家も。 別路線の、女性らしい?いけばな男子も勿論存在しますね。 年配の女性の輪の中でお喋りに花を咲かせる、華やかな男性を時々見かけます。 あの適応力はすばらしい、類い稀な才能を感じます。 と、いうことで、いけばな男子募集中。 ![]() ここにきて、昨年持ち越した仕事の重さに打ちひしがれているここ数日。 4日の朝から電話が鳴り、予定も朝昼晩でぎっちり詰まっている。 本来はかなりのんびり屋さんなので、忙しくても無理は利かない。 今のところ、なんとか怒られないで済んでいるのは 洗濯や料理を手伝ってくれている主人の働きのお陰。 はじめは米も炊かない男だった我が主人。 共働きを認めるや否や、素晴らしい切り替えと学習能力で家事をおぼえた。 今はたいてい何でもできる。 スーパーで食べられるものとそうでないものを判断する以外は。 (食べ物の鮮度、保存料や添加物に関する知識がない…) もう、私がいなくても困りませんね。 少しさびしいような…。 昨年、もらった筒竹が乾燥してパックリ割れていた。 面白いので着色し、花器として使っている。 時には落としを入れて、時には掛花に。 椿 ![]() 朝晩冷えるこのごろ。花持ちもよくなり、そろそろいけばなの季節だ。 しかし、今年は長雨のうえに猛暑。 野菜と同じように花も不作らしく、実がついた枝などは 特に良いものが望めない。 いけばなをしていると、ただ花を活けるだけでなく 気候やその年の作柄、流行の色などがよく分かる。 材料の質や値段でその年がよくわかる。 アレンジメントと違い、枝ものをよく手にするのも 理由のひとつ。 気の乾き方、葉の茂り方など、見所が多い。 ![]() 毎年同じものを手にとり観察するのは意味があること。 いけばなを通して見るもうひとつの世の中がある。 ![]() お盆に入ると市場も休み、生け花は暫くの休憩に入る。 その間は、家で育てたフウセンカズラや朝顔を活けたりする。 それ以外は、小さないけばなを作って遊んだりするのもよい。 今回はミニアチュール、小さいいけばな。 ![]() ひとつひとつが宝石のようなかわいさ。 植物のユーモラスな造形を楽しめる遊び。 とうがらし、栗、フウセンカズラ、ケイトウ、トラノオ ![]() 日本はすっかり亜熱帯化したのか。 昔、こんなに夏は暑かったっけ‥…と回想してみたりするこの頃。 花の持ちも勿論悪く、2日でお水もどろっと濁る。 そんなときは、花もささやかで良い。 (と私は思う) ベランダで茶色くなったフウセンカズラの種とお稽古で使った風船唐綿。 鶏頭など、転がして飾ってみた。 水がいるのは鶏頭だけ。 花持ちが悪いからと、夏のお稽古をサボる人もあるが この時期に淡々と稽古をする人は、秋の美しい紅葉の時期に 力を発揮出来る人である(と私は信じている)。 ![]() 今朝からベランダの仕事に追われる。 紫陽花はもう終わり。咲き終わりを惜しみながら枝の整理。 ハマナスも花が終わり、椿は新葉が出はじめた。 これからは生け垣の季節。 朝顔とフウセンカズラの生け垣を作ったので、支柱の竹を足したリ 鉢を整理したりしていた。 連休後間もなく植えた苗は順調に蔓を伸ばし 雨に当たると生き生きとしている。 7月には、若緑の可憐なカーテンのようになって夏の日差しを遮り 窓辺を華やかに飾ってくれるだろう。 朝になると草の甘い匂いがする。 雀の雛がヘタな鳴き声を披露しにベランダの苗木にとまる。 それを猫達が熱心に見ている。 そんな光景をぼやっと眺めながら過ごす朝のひとときが 最近のいちばんのお気に入りだ。 紫陽花 ![]() 先日、ある人から聞いた話。 単身赴任で週一度しか帰ってこないご主人のために 書斎には花をいつもいれていた。 ある日、思い立って花びらの落ちたヒマワリを活けたら 普段花に無関心だと思っていたご主人が 「僕は生の花が好きです」 と呟くように仰ったそうだ。 不在のときにも花を飾り 自分のスペースを大事にしてくれる奥さんの想いが伝わっており それが誇らしくもあったのだろう。 好みを言う程の関心を引いていた確たる証拠。 この話を聞いて、思わずニタッとしてしまった。 最近、私も以前より忙しくなり 家を空ける事が多くなった。 泊まりのときは、なるべく和室とお風呂場、洗面所に花を入れる。 花自体の存在感と人の想いがその場所に留まる。 想いを込めて入れる花は、斬新さの無い気軽なものが多いが またそれもいいもの。 愛のある言葉は、たいていは気を惹く派手なものでなく いつも何気ない、素朴なものだろう。 色んな場所に花を活ける。 すべての想いを受け取ってくれなくても、花は残る。 そんな事を考えながら花を活けている。 < 前のページ次のページ >
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