カテゴリ:いけばな( 107 )


2014年 07月 01日

睡蓮を使って

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私がいけばなを始めた頃、睡蓮は小さなお稽古場でも活けられていた身近な花。
睡蓮や蓮は、自分で水を吸う力が無いため、専用のポンプで水を揚げる。
葉には巻き葉、流し葉など、名前があり、パーツひと揃いで売られている。
水揚げが極端に悪いので、小売の花屋では滅多に売られず、注文売買が一般的。

年に一回、睡蓮のお稽古をすると、本格的な夏の始まりが来たなと感じるような
風物詩的な花でもあった。

今では睡蓮のお稽古をする教室は少ない。
うちも、睡蓮の回は赤字必至で行うお稽古のひとつなので
皆やればいいのに、とも思わない。
だけど、私は、なるべく続けていくつもりでいる。

日本の夏に睡蓮がないのは何かちょっと変だし、菖蒲同様、世界のガーデナーが憧れる
日本の睡蓮なのだから。

日本の夏は、小沢健二のbuddyで歌われるような、自転車で疾走する少年とアイスキャンディと
加えて座敷には睡蓮、トマトの青々した香り、昼寝の時の冷えた畳の匂いがなければ。


今年も、朝一番から夜まで5杯の睡蓮をいけた。
基本の水盤で活けるものから、睡蓮らしくない作品も含めて

上の作品は、生徒作品。
冨田作 


通常、睡蓮は上からみるものとして活けられてきた。
今年のものは葉がとても立派で生き生きと美しかったので
新しい雰囲気の作品を 

涼やかで、私はこんな活け方もありかな、と思う


ああ、もう少しで夏休みかあ。
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by primenumber2 | 2014-07-01 15:18 | いけばな
2014年 06月 09日

グロリオサは今

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お稽古の花のバリエーションは、通年だいたい決まっている。
やることは決められていないけど、何となくこれは活けとかなきゃ
というもの。
しかし、お稽古の花の世界とハレの日に使うような花はまた違う。
百合や、胡蝶蘭やカトレアなんかは、また別格。

上の赤い花、グロリオサもその一つ。
百合の仲間で、生花スタンドによく入っているやつ。

これは、普段カサブランカ級のお値段なのでお稽古には出ない。
しかし例外的に今は旬。
結構安く手に入るので今月はお稽古に登場しました。


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草月流の現家元、茜家元はグロリオサを好み、展覧会では多くの人が
グロリオサを使った作品に挑戦する。
そんな事情で、草月流の展覧会は、結構な数のグロリオサ作品が楽しめます。

トリビア。


アスパラ、グロリオサ、デルフィニューム
ニューサイラン、デルフィニューム、クレマチス
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by primenumber2 | 2014-06-09 18:35 | いけばな
2014年 05月 23日

トマトも花材のうち


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これは、家庭菜園兼花材採取のため。今年はトマト苗を花材用にいくつか植えている。
食べる用苗は、芽かきをするが、花材用は芽かきをせず、のびのび育てるつもり。

今年の花材苗は、風船かずら、朝顔、ひょうたん、トマト
引っ越してはじめの年なので、うまくいくか分からないけど。

生け花は足でいけよ、と昔からいわれる。
花屋の花ばかりいけてたらだめだよ、という意味だけど
周りのいけばな人を見渡せば、やっぱり園芸をやる人は多い。

私も園芸は大好き。

植物の、すこし湿った香りがするようなベランダの感じが気持ちよくて
半日陰のひんやりしたマンションの小さなスペースに
南国の椿や赤芽柳、シンピジウム、ハマナス、ハーブなんかを沢山植えていた。
京都の道ばたに増えていた苔を刮げとって育てたり、、、。

上の植物をご存知の方には伝わっていると思うが
このベランダは非常におじさん趣味。


あれから5年、新居のベランダは、ちょっとおばさん化している。
夫の意向でハーブだけでなく、トマトやレタスが仲間入り。
やっぱり野菜を植えすぎると庭はビジュアル系ではなくなる。

野菜の緑は強い。だからおばさんは、
ばんばん花が咲くサフィニアやミリオンベルが好きなんだなあ
などと、毎朝土いじりをしながら考えている。
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by primenumber2 | 2014-05-23 11:41 | いけばな
2014年 05月 22日

初夏の花


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桔梗、アルケミラモリス、利休草
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by primenumber2 | 2014-05-22 17:38 | いけばな
2014年 05月 21日

教室に花のロス



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中途半端な数の花を活けることが多い。

だいたいは、一本のマーガレット、2本のカーネーションなどなど。
この間はストレチアが一本だけ余った。

最近、お稽古の人数が多いときは予備の花を用意するため、ロスが出るのが理由。
配達をお願いしていても、数が多いと痛んだり、折れたりするものが時々あり
取り替えが必要な場合もあるからだ。

特別な講習のときは特に気を使う。

菖蒲などの一日花は、咲きすぎたのが来ないかいつもハラハラする。
シャクヤクも、固すぎるのや咲きすぎるのは困るなあ、なんて。
アジサイは大きすぎるのが来たらどうしよう、、、など

いけばなをする以前に、いい花が入るかどうか
良いコンディションで使えるかはとても大事。

美しいものを手にとらずにはいられない
人間は、そういう良いところを持っている。

そんな人の心を動かすような
いつもそんな花を用意してお稽古の時間を待ちたい。

配達の花を受け取り、水揚げと手入れをする時間は
実は、活けている時間よりもずっと長い。

けれども、この作業が
花をいけている時間と同じくらい
心を豊かにしてくれることを、もっと多くの人に知っていただきたい。



ストレチアを茶巾たらいに活けて
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by primenumber2 | 2014-05-21 12:17 | いけばな
2014年 05月 12日

果実をいける



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お隣さんの自然農法の畑が素敵で、時々見せていただく。
農薬、肥料を極力減らした畑は、雑草も作物も輝くような緑。
果実の味は、濃厚な味。
酸っぱいのではないかと、心して口に放り込むと
意外に甘い。濃い酸味があるのでさっぱりした後味。

最近の果実は、甘すぎるなあ、と普段感じている。



いけばなに使って、と実ほうずきの枝をくださった。

美しいカーブを描いてくれるのも、花屋さんでは買えないものの醍醐味。
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by primenumber2 | 2014-05-12 19:17 | いけばな
2014年 04月 12日

春踏青摘 野草を摘みに




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4月。すべてが清らかで明るく再生する季節。

清明節は中国の人々にとっては、行楽のベストシーズンだそうだ。
ピクニックにでかけ、野草を摘んで春餅(チュンピン)という中華クレープに包んで食べる。

日本でもイタドリや、つくし、蕗にクレソン、蓬など、食べられる野草がいっぱい。
たくさん、たくさん摘んで生命の季節を楽しみたい。

いけばなにも、この季節には蓬やカラスのエンドウを添える。
瑞々しい緑の生命力を感じる。
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by primenumber2 | 2014-04-12 18:29 | いけばな
2011年 07月 07日

結婚式 グリーンとパープル


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靭公園にて結婚パーティの活けこみ。

テーブルセットは淡いグリーンが基調。パープルとグリーンを使って
というリクエストで、テーブル花はテッセンがメイン。

エントランスはピンクで華やかに。


花嫁さんは数日前に日焼けサロンで肌を焼き、小麦色の肌で白無垢姿。
しかし、以外にも似合っていた。
着る人の趣味あればこその衣装、という感じで個性的な彼女は白無垢も着こなした。
すばらしい。

末永くお幸せに。
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by primenumber2 | 2011-07-07 19:07 | いけばな
2011年 05月 20日

芍薬の匂い

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心穏やかに花を活ける時間もなく、走るように終わった5月。

うっかり菖蒲湯に浸かり損ね、毎シーズン恒例の風船かずらも植え損ね。
換毛期のねこたちのブラッシングもさぼり気味。

いつの間にか、スケジュール帳が仕事と勉強の予定でいっぱいになったここ数カ月。
時間が沢山あった頃が遠い記憶のように感じる。
あれは、あれでとてもよかった。
充実した暮らしのなかで、いけばなの試作もたくさんできた。

今はたくさんの、色んな人と喜怒哀楽に囲まれる暮らし。
心も体も使い果たし、もう一言も発したくないほど疲れるときもあるが
今は今でよい。

花を活けると心が解放されるように感じる。
暇だった頃の自分が今を助けてくれているかのよう。



芍薬の出回る時期。
久々に、花の香りで癒される。

早いものですね。
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by primenumber2 | 2011-05-20 00:06 | いけばな
2011年 02月 14日

いけばな男子 募集中

最近、男子が我が教室に加わりました〜。

ある日、他の生徒の紹介でひょこっと現れたいけばな男子、宮元君
きっちり毎週通って淡々と上達していきます。
花型を活けても、可愛い、よりはスタイリッシュなものが出来上がり
大変稽古を盛り上げてくれる彼です。

作品をちょっとご紹介。

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 アンスリウムを主にして
 グリーンを強調


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春の花もきりりとモダンな感じで



いけばな教室というと、女の子のイメージをもたれる。
しかし意外にも、女性がいけばなを始めたのは江戸時代に入ってから。
遅いのです。
それ以降も、お茶お花を教えるのを務めとする武家の家柄では
やはり男性がいけばなを教えていた。
もちろん、男性のたしなみとしてのいけばながあった。

いけばな流派の家元も男性が多い気がします。
最近は、オトコマエと騒がれる華道家も。

別路線の、女性らしい?いけばな男子も勿論存在しますね。
年配の女性の輪の中でお喋りに花を咲かせる、華やかな男性を時々見かけます。
あの適応力はすばらしい、類い稀な才能を感じます。


と、いうことで、いけばな男子募集中。
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by primenumber2 | 2011-02-14 16:01 | いけばな