晴耕雨読 雨のわブログ

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カテゴリ:美術( 6 )


2009年 09月 30日

南禅寺に行く道


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南禅寺の最寄り駅[蹴上」、東西線の4番出口(だったかな)を右手に出ると
古いレンガ造りのトンネルがある。
抜ければ別世界。車の音も聞こえない閑静な寺屋敷が並び
道の脇には透き通った水が流れ、萩など秋の草花が盛んに花をつけていた。

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今回の目的は南禅寺の近くにある、「野村美術館」に
楽家歴代の茶碗を観に行くことだった。
野村美術館は茶道具をメインに展示する美術館。
お茶券を買って立礼の席でお茶もいただける。
ここはちょっと特殊で、入館の際にスリッパに履き替える。
靴下がかかせない。

この辺は寄り道のしたくなるところばかり。
道中で見つけた、小堀遠州作の茶室のある「金地寺」に寄り
重要文化財級の屏風などとあわせて茶室を見学した。
上の写真は金地寺内、回廊になっている庭の風景。
飛び石、石畳が個性的で面白く
苔もきれいだった。
森を散策しているような長閑な気分になれる。

南禅寺で湯豆腐、は一度目の観光。
二度目以降は脇道を逸れるのもいいな。
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by primenumber2 | 2009-09-30 10:14 | 美術
2009年 09月 28日

器のこと

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花入れ。
京都、両足院に半化粧を観に行ったとき、座敷で行なわれていた
ギャラリー展で買い求めたもの。
どろりとした釉薬がしたたり切らずに止まっている
不思議な器で、面白いなと思い購入した。
花入れとしては大きめ、使い勝手は半信半疑。
買ってみるのも勉強のうちだ。

真っ白な肌、きれいだが、あまりにも真新しすぎるので
暫くこれでお酒を飲み、なじませることにした。
上手くいけば、使用感の上手く出る器になるかもしれない。
これに関しては完全な実験。

お茶の先生に聞いた楽の扱い方を参考に
ぬるま湯に長めに漬け
ぬる燗をした日本酒を入れて週末だけ晩酌器として使い
最後に中身の酒を大さじ一杯程残してから、内側の壁全体に
酒が回るようにゆする。(揺すった後の酒は捨てる)
器が冷めるまで置いてから、軽く洗い、水気を切り
日陰干しで一週間程良く乾燥させておく。

肌の、えくぼのようなくぼみに少し色がさしてくるといいなあ
と思いつつ、週末は気の早い鍋、湯豆腐で一杯やっている。

最近の楽しみ。

この器は粉引きだと思い買ったけれど
「白釉をかけた花入」が正解らしいかな。
家に帰って調べてみたら、高台まで釉薬がかかっているものが
粉引きの基本のようだ、と知って、頭のなかが????でいっぱい。
器の事を知ろうと、調べたり、見たり
だけど、見れば見る程、知る程分からなくなる世界。
奥深い世界だなあ、と思う。

ー後談ー
このあと、陶芸の作家さんikkannetさんが親切な解説をコメントしてくださった。
以下はその引用。

「粉引き」の事・・・技法的な話
粉引きとは、何かしらの陶土で作った形に、白化粧土(白い土の泥)を塗ったり掛けたりしてその上に透明釉を掛けて焼いた物を言う。
想像するに、もともと白い焼き物を作りたかったが
その地域には白い陶土(粘土)が無く
それで他の陶土で形を作った上に白い土を掛けたのが始まりではないか。

とのこと。
奥が深い。納得。
器に関しては全く素人であるのでこんな指摘は有り難い。
感動しました〜!!!

こんど作者にお会いしたときも、お尋ねしてみようと思う。

買ってみなければ覚えられないもの
という点ではパソコンも道具も似ている。
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by primenumber2 | 2009-09-28 11:16 | 美術
2009年 03月 22日

『陰翳礼讃』に習う

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「陰翳礼讃」を久々にとりだして読んでいる。
谷崎潤一郎が日本の美、とりわけ陰翳について考察した名随筆。

日本人は曇った金属の、鈍い色や質感を好み
闇の中に溶け込んでいくような深い色合いに美を見いだしてきた。
漆器、床の間、蝋燭の光、障子、食べ物‥…。
話は日本女性の肌やお歯黒に至るまで幅広い。
それを西洋との比較や具体的な事例を挙げて、分かり易く書かれている。

例えばこれは羊羹に関するくだり。

だがその羊羹の色あいも、あれを塗り物の菓子器に入れて、肌の色が辛うじて見分けられる暗がりへ沈めると、ひとしお瞑想的になる。人はあの冷たく滑かなものを口中にふくむ時、あたかも室内の暗黒が一箇の甘い塊になって舌の先で融けるのを感じ、ほんとうはそう旨くない羊羹でも、味に異様な深みが添わるように思う。

これを読んで、急に羊羹が食べたくなった。
(単純過ぎだろうか)
この本のなかで、最近は電灯が煌煌とついていて日本らしい風情が失われている、と
谷崎潤一郎は嘆いているが、これが書かれたのは昭和8年。
まだ今よりずっと暗かった時代。
昼も夜も分からなくなった日本の夜の明るさを
草葉の影でどう思っているのだろう。

試しに蝋燭の灯りで本を読んでみる。
初めは薄暗く読みづらく感じたが、目が慣れてくるとハッキリ見え
長く読んでも目が疲れにくいように感じる。
朝の目覚めもよい。
電灯もつけられず昔の人はさぞかし不便だっただろうと信じきっていたが
今の日本人とは違う色合いを見て過ごし、それなりに豊かに暮らしてきたことが
この試みで少し垣間見えるように思う。
煌煌とつく電灯の灯りは単調で、何処までも明るく部屋を照らし
深い漆器の色合いも、透けるような羊羹の色の快さも失ってしまった。
文明を後戻りすることなど叶わぬ事で、これは愚痴のようなものと
著者は書いているが、この快さを今の文明の中に取り入れる事が
本当の進化のように、私は感じる。

まずは無駄な灯りを消し、いけばなに陰翳を登場させる。
これが私の命題。
まず、電灯好きの夫と戦わねば‥…。
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by primenumber2 | 2009-03-22 17:30 | 美術
2008年 09月 05日

アブストラクト

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の葉が残っていたので試しに使って描いてみる。
葉脈が思ったよりシャープに反映された。





ホームページができました。
まだ改良中の部分もありますが‥…

Ikebana garelly 山本雨尚 草月流いけばな教室


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by primenumber2 | 2008-09-05 14:22 | 美術
2008年 08月 25日

エミリー・ウングワレー研究

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上の写真は昨日制作した点描画。
少し前に観に行ったアボリジニーの抽象画家、エミリー・ウングワレーの
手法を想定して描いた。
点を打つ事で出来る、疎密の面白さと、有機的で何処までも広がりそうな色の
取り合わせが魅力。実験的に、点描とはどんなものか試したくなった。

これを描くには、まず独自の筆を作ることから始まる。
筆の出来、不出来があるので、一回に30本以上は作る。
時々、秀作、佳作の筆が出来ると作品が一気に進む。

何点か試しに描いた後に画集を見直してみて
エミリー・ウングワレーが、この一つ一つの点に
如何に確信を持ってしっかりと打ち付けたか、が手から伝わってくる。
試して発見することも、時として有効と納得。





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by primenumber2 | 2008-08-25 10:54 | 美術
2008年 04月 17日

木版画 版画でバースディカードを作る

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久々に木版画を製作。友人からバースディカードの製作を頼まれたのだけど
結局あんまり誕生日と関係の無いものを彫ってしまった。
まあ、いいか。
 
木版画は彫るよりも摺る方がずっと難しい。
私は摺りも彫りもヘタクソ。
でも、今回で少しはマシになったかもしれない〜。

自宅用には額装してみた。

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by primenumber2 | 2008-04-17 14:13 | 美術