2009年 02月 27日
祖父の事を思い出したら、急に金柑が食べたくなった。 子供のころは、生食専門。 プチッとはじける食感が好きで、甘露煮は好きではなかったけれど 数年ぶりに口に入れたら子供の頃と感覚が違う。 これが、びっくりするぐらい美味しいので驚いた。 私が好きなレシピは金柑20個に対し、蜂蜜100ml、グラニュー糖100mlで作る。 蜂蜜が味を左右する。 コクがあるものをつかえばこっくりとした甘み、さらっとした 蜂蜜ならもっとプレーンな味になる。 蜂蜜は成城石井で買ったイタリア産の栗蜂蜜とラベイユのスペイン産ユーカリ蜂蜜を使った。この栗の蜂蜜はコクがあって香りが強く、パンに塗ったりするものとしては不向きと 一年ほど放置されていたもの。それがここに来て日の目を見ることとなった。 金柑の蜜煮にはこれが向く。 できればハーブ蜂蜜の、香りが良いものをブレンドして 使うといいかな、と思う。 1.金柑を洗い、ヘタを丁寧に竹串かニードルで取る。 2.琺瑯など、酸に強い鍋に砂糖、金柑、蜂蜜の順に入れ 弱火にかけ静かに煮る。沸々とし始めて8分〜10分ほど煮る。 柔らかくなったらあまり触らないほうがよい。 金柑の肌の色が濃い橙になったら出来上がり。 3.できたらそのまま粗熱が取れるまで冷まし、煮沸消毒した保存瓶に詰める。 シロップに泡のようなもの(おそらくアク)が浮く事があるので 瓶に詰めるときは取り除くと見た目がよい。 一年ほど冷蔵庫で保存出来る。 そのままでも美味しいが、お湯や焼酎で割ったり パウンドケーキやタルトに入れても美味しい。 金柑はビタミン、カルシウムが豊富。 蜂蜜もビタミン、ミネラル、アミノ酸を含む。 また、金柑は縁起物。 当て字で「金冠」と書かれお正月に用いられる。 庭に植えると代々家が栄えるといわれる 「縁起木」でもある。 皮が甘く、実はすっぱい不思議な果物だが この季節の風物詩そのもの。 田舎にいけば必ず、この実が鈴なりになって いる樹を見つける。その度、小学生の頃 金柑を退屈まぎれに食べながら 祖父と時代劇を見ていた緩やかな時間を 思い出している。
by primenumber2
| 2009-02-27 11:44
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